武田 尚子
脇でキラリ光っていた新製品
情報の多くがインターネットで入手できる時代になったが、やはりその場に足を運び体感することは大切というわけで、次シーズンの新製品を発表するメーカーの展示会にもなるべく足を運ぶようにしている。
現在、2019秋冬シーズンの展示会が続々開催されている。
その中で、決してそのブランドにとっては主力商品ではないが、新製品として目についたものを紹介したい。
カドリールインターナショナル「ランジェリーク」のシーズンテーマは、“Boy”。1月のパリ国際ランジェリー展でも発表されたように、ココ・シャネルのデザイナーとしてのスタートであった帽子からインスパイヤされたコレクションを展開している。
その脇でキラリ光っていたのが、ベーシックな定番商品として登場していたサニタリーショーツ。
イラストのポーチに入って販売されるもので、素材はきゃしゃで気持ちよさそうなリバーシブルフライスやパワーネット。特に透け感のあるパワーネットの方(ヌードカラー、ミッドナイトグレー)は、通常のショーツの下に重ねて着けるものとしても重宝する。水着のアンダーショーツのような使い方だ。
生理日も普段のランジェリーが楽しめるような心遣いがやさしい。
オーガニックコットン素材とナチュラルダイを特徴にする「スキンアウエア」は、インナーからアウターまでリラックスしたシーンで幅広く着用できるアイテムが定着している。
インナー用途の中でも、ブラトップやショーツはボディメイク機能をやや意識したものが登場しており、オーガニックコットンのイメージや用途を広げている。
ボディメイクブラトップ(オーガニックコットン95%・ポリウレタン5%)は、バストを支える機能性を持たせながら、胸元が見えてもいいデザイン。
コットンシルクの肌着シリーズも登場(表側はオーガニックコットン・裏側がシルク)。