今週月曜日、パリのランジェリー展主催者から突然、9月に展示会開催のメールが飛び込んできた。フランス政府のビジネスイベント解禁の指令を受けたものだ。同時期に「フーズネクスト」なども開催されるようだ。

この時期、従来は「モードシティ」、近年は「ユニーク」という名称になっていたが、今回は「Riviera」「Exposed」「Interfiliere（素材展）」とあるから、例年以上にビーチウエアに的を当てた構成になるだろうことは想像できる。

昨年同時期にリアル展示会がストップしてからまる1年、特にヴァカンスの必須アイテムであるビーチウエアはかなりだぶついているであろうことは十分に想像できる。
今年1月のオンライン展示会「ランジェリーコネクト」においても、ビーチウエアの出展が目についた。その際の今年2021年コレクション（以下写真）を見ると、ベーシックでありながら美しく着やすそうなものが充実している。
今回の9月展は、通常なら翌年春夏物のコレクションが発表されるはずなので、果たしてどういう内容になるか…。

〔ブランドは上から、Lise Charmel, Freya, DnuD, Sense Swim Set〕

ヨーロッパは一時の過酷な状況を経て、ワクチン接種も順調に進み、いちはやく正常の状況を取り戻そうという動きが見える。今夏のヴァカンスを楽しみに計画している人もきっと少なくないだろう。
それに対して、日本にいる我々は、（あと3か月しかないにもかかわらず）9月がやってくるのか、その時に自分がどういう状況にあるのかさっぱり見えない。