武田 尚子
2025
03
Sep
「シャンテル」各ブランドの役割が明確に
9月に入り、店頭では秋冬物新製品が目につくようになったが、インポートブランドでは既に紹介を終えている来年の2026春夏シーズンが気になってきた。
フランスのランジェリーブランド老舗最大手であるシャンテル社(国内販売代理店アイ・ピー・エフ)では、その総合力の強みを活かして、今回もブランドごとの明確な方向性を踏襲したコレクションが充実している。

主力ブランドの「Chantelle(シャンテル)」は、このシーズン、“インテリア・ポートレート”の写真表現にも表れているように、親密なエレガンスを探求している。
現代の女性らしさを表現したインヴィジブルな〈GLAZE〉ラインは、グラフィックなデザインも魅力的
プレステージブランドの「Chantelle X(シャンテルX)」は、ロックスピリットを込めた彫刻的なデザインで、モダンなラグジュアリーを表現している。
斜めにあしらったリバーレースがグラマラスな〈ROXANE〉ラインは、アウターとしての着こなしも
ボリュームあるバストに対応した新世代ブランド「Chantelle Pulp(シャンテル・プルプ)」。今シーズンは“ニューウエスタン”をテーマに、解放的な女性をイメージした明るくエネルギッシュな色彩が目を引く。
さらに、ベストセラーを続ける「ソフトストレッチ」シリーズを含め、革新的ソリューションで女性の多様なニーズに応える「Chantelle Lab(シャンテル・ラボ)」も各種充実している。
ブラジャーという基幹アイテムを軸に女性を支え、女性に自信を与えることで、毎日の生活をよりシンプルに快適に――という同社の地道な挑戦はまだまだ続く。