武田 尚子
2025
08
Sep
「ハンロ」は一瞬の”旅“をテーマに
インポートランジェリーの中でも、長年にわたる顧客満足の高さで定評のある「HANRO(ハンロ)」が、来年2026年春夏コレクションを発表した。

“A Breath of Travel(旅の息吹)”というテーマに込められているように、今シーズンは同ブランドの本質であるラグジュアリーを「旅」に託している。この「旅」とは「遠い目的地ではなく、いま一瞬のうちにあるラグジュアリー」であり、その内面的な営みに身を任せることによって、自分自身の瞬間を信じるインスピレーションを得てほしいというわけだ。
全体的にハンロらしいベーシック、クラシックを大切にしながら、スタイリッシュで汎用性の高いコレクションとなっている。
以下、ワコール麹町ビルで開催された展示会から、主要な商品を紹介したい。
新製品には改めてHANROらしいインナーグループが登場している。上品な光沢を生むシルケット加工を施したコットン100%の身生地に、胸元の装飾的なオーストリア製レースがポイント
ブラジャーの新製品は、軽やかなセミシースルーが魅力。二重の裏地付きカップでバストトップが目立ちにくい
人気のコットンシームレスやモーメンツなどの定番シリーズには、新色のワインカラーが加わり、フレッシュな印象
ラウンジウエアでイチオシの綿麻混の白いシャツは、大人の女性のマストアイテム。多様な着こなしができる。ラウンドヘムで後ろは少し長めのプリーツ入り
レジャーに映えるアースカラーのリネン混ボーダープリントのラウンジウエア
その一枚を身に着けることで解放感を得る――それは「第二の皮膚」であるインナーウエアの大切な役割であることを再認識する。
フランス製レースを使用したモーメンツシリーズ。ワインやカーキなどの新色が登場