武田 尚子

2021 08 Mar

今日は「国際女性デー」

今日は、国連公認の「国際女性デー」。
朝日新聞はまるで女性特集のように、1面から紙面横断で「Think Gender(ジェンダーを考える)」となっており、全面広告もそれに因んだものが多い。
コロナ禍において、女性にまつわる問題がいろいろな方面で表面化しているだけあって、今年は勢いがある。

女性のインナーウエアは、このテーマには密接なはずだが、まだ業界ではあまりこの日にちなんだ取り組みが多くはない。
「国際女性デー」のシンボルであるミモザの花を、今シーズンのモチーフに取り入れていたのは、オーガニックコットンの「プリスティン」だ。
ミモザのプリントのワンピースや子供服は、新しい季節を運んでくれるような気がする。
(写真は、2021春夏物の内覧会の時のもの)

ミモザで私がすぐ連想するのは、かつて下着の革命を行ったデザイナー、鴨居羊子のこと。1991年3月18日に亡くなった。彼女と親しかった友人たちはその命日を「ミモザ忌」と決めて、偲んでいたが、その友人たちも多くが鬼籍に入ってしまった。改めて、ミモザは鴨居羊子にふさわしいとつくづく思う。