武田 尚子

2018 13 Dec

時代はROCKS?

FacebookなどSNSをはじめ、一般新聞メディアでも最近盛んに取り上げられているのがクイーンの『ボヘミアンラプソディー』現象。「号泣」とはいかないまでも、私も音楽映画として全身全霊で楽しみ、心動かされた。

特にロックファンというわけではないけれど、クイーンの音楽はやっぱりいいなあと思った。

 

そんな矢先、年明けに開催される「パリ国際ランジェリー展」の場外大イベントとして、“パリジャンロック”をテーマにしたファッションショーの予告がメールで届いた。

これはフレンチランジェリーの魅力のアピールを目的に、代表的なフランスブランドが集結して行うもので、2017年の「ランジェリー、モナムール」に次ぐ2回目。

とにかく夜イベントの苦手な私は、20時半スタートというところに一抹の不安(翌日の体力維持が心配)はあるのだが、果たしてどのような内容になるのか、フランス的ロックの新表現(?)も含めて楽しみにしている。

 

先の映画がどうして世代を超えて受け入れられているのか――。

それは魂に響くというロックの本質に加え、体感、共感、共鳴、他者との一体感などを人々が求めていることのあらわれではないだろうか。

それは時には盲目的でキケンなエネルギーにも結び付くこともあるのだが、今、この時代に果たすべきファッションの役割がこの辺にあるように思う。