武田 尚子

2023 04 Nov

フランスらしいノエルの提案

11月に入ったというのに夏日という異常気象だが、パリではすっかり冬支度の時季に入っている。
ボンマルシェのランジェリー売場では、フランスブランドを中心に早くもクリスマスの提案が見られる(撮影:磯部美保)。
「エレス」のモードな赤紫系ピンクが新鮮。

「シモーヌ・ペレ―ル」のポップアップでは、暖炉を模したコージーなスペースが設置され、フランスの正統派エレガンスともいえるコレクションを紹介。


同じくフランスのブランドである「リズ・シャルメル」では、リバーレースの織機風のディスプレイと共に、フランスらしいレースの魅力を店頭で伝えている。

また、つい先日までは水着が賑やかに展開されたスペースでは、秋の夜長にくつろいで身に着けたいパジャマや小物雑貨類が登場。お客へのコーヒーのサービスも行い、あたたかな雰囲気を売場で演出していた。

それ以外も、あまり派手さはないが、しっとりした優しいピンク系のランジェリーが目につく。「ブラックホリデー」(11月下旬)セール前のつかぬ間の落ち着いた時間なのかもしれない。