武田 尚子
2018
14
Sep
観月ありさで新生「エスマイル」
量販店を主力にインナーウエアをトータルで展開しているアイリン(本社:名古屋)が、女優・歌手・モデルとして活躍する観月ありさプロデュースのブランドをデビューさせた。
ブランドは、かつて1990年代に市場に新しい風を吹かせた東京ダンケの「エスマイル」を受け継いだもの。
今回の「アリサミズキ・エスマイル」は、量販店のメインユーザーである40代に支持され、また同年代の憧れの存在でもある観月ありさと、同社との縁から始まった。
単にイメージキャラクターにとどまらず、商品企画には彼女自身のアイデアを多く取り入れ、またポスターや販促物などビジュアルでは彼女自身が実際に身に着けた写真を多く使っている。
まさに観月ありさのイキイキした女性像にふさわしく、“ありふれた毎日が輝くものになるように”という願いをこめて、デイリーなインナーウエア、アクティブなスポーツウエア、リラックスしたホームウエアの3本柱で構成されている(初回展示会はホームウエアなし)。
価格帯は、量販店チャネルにおける中価格帯。ナショナルブランドとプライベートブランドの中間で、ブラで2000円を切るものも。
女性のライフスタイルにおけるランジェリーとスポーツの融合は、グローバルな潮流であり、これは私が最近取り組んできた2019春夏シーズンセミナーの大テーマでもあった。
それが観月ありさというキャラクターをもとに、リアルな日本の市場性とうまく見合ったかたちで表現されている。