10～15年程は、切れの問題等が生じない通じ糸（経験値から）

それが2年も経たずして切れた！

しかも、3日連続同じようなところが・・・

 

接触する箇所（JQボード・底板）を観ても問題なさそうだし？

不可解なトラブルが起きている

何れにせよ、修復して稼働させないとです

 

滅多に起こらないトラブル　＝　教える機会も少ない

よって教授の良いチャンスでもある

 

切れた通じ糸のフックを探る為にJQ側に上がる

 

カバーを取外し

 

不具合箇所の行数・列数のところに治具を入れて

作業しやすくする

（今回、28列の後方から11番目、ほぼ真ん中あたり）

実は、このJQタイプ導入後2年足らずで

この作業、俺も初めて

 

狭っ、手が入らん、奥が見えん

色んな体勢を試みて・・・

 

ベストな体勢がコレ

こ～やって、株（把吊り）を落とさないように糸を掛けて

フックを外して云々するんや～

 

私は、この体勢の方が遣り易い～

えっ、あっ、そ～なん？

た、体勢より作業内容が重要やねん～

（俺、そんな体勢とったら、そこらじゅうの筋が切れるわ～）

 

大事なのは、そこの作業！

 

後は、織機のトップレールに乗って

通じ糸のヨコ列のライン出して（交差しないように）

 

次に、タテ列のライン出して

ヘルド（正式には、へドル）のレベル出して結ぶ

 

コチラ側は選択装置があり、真横からの作業がし難いので

反対側から、ラインを出した後にガイド・シャフト通し

空間を作ってから、タテのラインとの交差点を見つけて作業を行う

 

これでまた一歩進化へ駒を進めた003

追い付かれないように、俺も新しい事にチャレンジせなっ！

 

「ウサギと亀」企業（機業）に育成は無い

あるのは、単なる経験値のトップダウンで

その先には、退化しかみえてこない

 

教える側は、更に経験値を新たに積み上げていかないと

その内、教える愉しさも？無くなる

ハタヤーは知っているようで、実は知らない事の方が多い

他産地や古を知れば知る程、その現実に叩きのめされる

 

「下剋上」ってのは、上の立場の戒めの言葉なんですネ！？