大城戸織布
こうりつか
トタン板に学ぶといったところでしょうか
折り目や屈折させた方向に強くなる原理を利用して
紋紙を矯正してみる
先日に記した定規を当ててヘラで矯正ラインを入れる方法は
毎回ラインに沿ってキッチリ定規を当てるのは結構面倒なので
(5~6回で遣っとられんわ~状態に陥る)
如何に効率よく作業を進めれるか
それでなくても従来の日本製紋紙なら必要ない作業だったのに・・・
先ずは、湿気を含んでるのか表面のボコボコに波打った状態を
アイロンで慣らす
(聞けば当たり外れがあるようだ!・・・なんじゃそれ~)
次に建具屋Kちゃんの所へ走り端材の角材を探し
丁度紋紙2枚分のピッチになるように削って貰う
ダミーの紋紙を持参し、その場で当てて
もう後、0.5㎜削って!を2~3回繰り返しドンピシャ寸法に仕上げて貰う
細心の注意を払い
紋紙の親穴(JQでカードを回すピンが入る穴・・・3㎜)の位置に
穴を開けて竹ひごを叩き込む
このままだとカードの穴と合わせるのに角が邪魔なので
角に丸みを付け・・・
竹ひごの繊維が剝がれにくくするために
ハタヤー御用達の木工ボンドでコーティングしておく
こんな感じに仕上げ、ボンドが乾いてから作業始める
作業しやすいように
単動のダイレクトJQの修理用に使う台(OKD式)を使い
先程の OKD式折り目メーカー を敷いて・・・
固定用の竹ひごピンに差し込んで
指で圧接していく
(一先ずは、破れたダミー紋紙でテストする)
イイ感じで矯正できたではないかっ!
ヘラで作業するより数段効率的である
更に左右位置も合わせやすいように
世間一般のおっさん御用達の爪楊枝をガイドに立てて
更に進化させる
使い勝手が整ったところで・・・
帰省していた天敵(次女)にハウツーを伝授して
助太刀して貰い
長女にはドロッパー通しの畦出しを手伝って貰う
ハタヤーの血を受け継いでいるのか?
以外にも手際よく熟してくれていた
多額の報酬を要求されたが
出世払いという事で事なきを得た!
そんなこんなで今・・・・
カードも親子関係も順調に回っている!?