大城戸織布

2021 11 Feb

こうりつか

トタン板に学ぶといったところでしょうか

折り目や屈折させた方向に強くなる原理を利用して

紋紙を矯正してみる

 

先日に記した定規を当ててヘラで矯正ラインを入れる方法は

毎回ラインに沿ってキッチリ定規を当てるのは結構面倒なので

(5~6回で遣っとられんわ~状態に陥る)

如何に効率よく作業を進めれるか

それでなくても従来の日本製紋紙なら必要ない作業だったのに・・・

 

先ずは、湿気を含んでるのか表面のボコボコに波打った状態を

アイロンで慣らす

(聞けば当たり外れがあるようだ!・・・なんじゃそれ~)

 

次に建具屋Kちゃんの所へ走り端材の角材を探し

丁度紋紙2枚分のピッチになるように削って貰う

ダミーの紋紙を持参し、その場で当てて

もう後、0.5㎜削って!を2~3回繰り返しドンピシャ寸法に仕上げて貰う

 

細心の注意を払い

紋紙の親穴(JQでカードを回すピンが入る穴・・・3㎜)の位置に

穴を開けて竹ひごを叩き込む

 

このままだとカードの穴と合わせるのに角が邪魔なので

 

角に丸みを付け・・・

 

竹ひごの繊維が剝がれにくくするために

ハタヤー御用達の木工ボンドでコーティングしておく

 

こんな感じに仕上げ、ボンドが乾いてから作業始める

 

作業しやすいように

単動のダイレクトJQの修理用に使う台(OKD式)を使い

 

先程の OKD式折り目メーカー を敷いて・・・

 

固定用の竹ひごピンに差し込んで

指で圧接していく

(一先ずは、破れたダミー紋紙でテストする)

 

イイ感じで矯正できたではないかっ!

 

ヘラで作業するより数段効率的である

 

更に左右位置も合わせやすいように

世間一般のおっさん御用達の爪楊枝をガイドに立てて

更に進化させる

 

使い勝手が整ったところで・・・

 

帰省していた天敵(次女)にハウツーを伝授して

助太刀して貰い

 

長女にはドロッパー通しの畦出しを手伝って貰う

 

ハタヤーの血を受け継いでいるのか?

以外にも手際よく熟してくれていた

 

多額の報酬を要求されたが

出世払いという事で事なきを得た!

 

そんなこんなで今・・・・

 

カードも親子関係も順調に回っている!?