大城戸織布

2020 09 Dec

デコばた

一昔前にデコトラってのが流行り

装飾キラキラで一際存在感があった

ここ最近、うちでは

創織キラキラではないが、存在感(布加価値)を醸すべく

デコばた(機)が流行っている?

(デコというよりカスタムUP or チューンナップ)

 

3年前には、メカJQ(ジャガード)にダイレクト(電子カード)を装着し

 

昨年はインバータを取付け

同時にメーカーから、その織機では無理です!といわれた

空打ち装置も自己責任で取付けた事で

どんどん製織域(糸の汎用性)が広がってきた

 

先日完了した

チェーンドライブ → カルダンシャフト仕様へ改造し

低振動(ブレが軽減)メンテナンスも容易になった

 

今回、更に・・・

 

先般、テスト的に購入したブラシレスモーターを接続し

(ステッピングモーターより安価でシンプルなのでコチラを採用)

 

ロータリーカッター方式で効果を検証してみる

これが巧く行くと

タックイン ⇔ 房耳カット の仕様変更が

頗る簡単(時短)になるのに伴い

その作業のストレスフリーにもなる

 

量産(定番)時代は四六時中交代で機場を回していた

当時、織工賃は下がる一方で上がる気配はなく

売上を増加させる為には高速織機への更新となり

もれなく返済もついてくるという

まさに自転車操業そのものであった

(あくまで量産仕事が流れてこそ成り立つ仕組み)

 

今後、中小規模の事業所では

ほぼ見込めないサイクルであるので

これからは・・・

織機を回すより頭を回せ

(織機の回転数より頭の回転数を上げろ)

織機更新よりカスタムUP

(元来、そこにある織機は巧く出来ている)

 

当たり前の感覚も時流と共に変化している

変化に対応するのは必須であるが

出来る事なら

その変化の先を行きたいものである~