大城戸織布

2019 12 Sep

二通り

二通(にとおり) → 二刀流(にとうりゅう)とも聞こえる

 

手織り(手機)作家さんには

2タイプあるらしい!?

手織り感覚の風合いを醸す派

手織りでありながら、自動織機張りを表現する派

 

最たるところは

タテ・ヨコ糸テンションと

打ち込み(ビーティング)力の掛け合わせなんだろう!?

(その他、手織りならではの技法等々もあるが)

 

自動織機でも、そこから織り出される風合いに違いはある

シャトル ‡ レピア織機 ‡ エアー織機

製織方法の違いで、高速になればよりペーパーライクに近づく

(糸質や加工方法によっても異なるが)

 

うちは全てレピア織機

時代は、量産から日に日に遠のいていき

生産拠点は、月々・年々海外へ移行されているが

消費者心理は量(安価)より質傾向にある!?

目が肥え始めているのか?

うちのような小規模事業では、

そのニッチをサッチしてキャッチしないと先が無いのである~

 

その秘策× → 微策〇 として

手織り作家さん視点の逆バージョン

レピアで手織り感覚の布音を醸し出せないものか?

からの~「布トラディバリウス」

 

設置場所を片付けて・・・

 

枠組みからスタート

(俺の師匠を巻き込みながら・・・)

 

流石の 布トラディバリウス!

織機フレーム(木材)の結合部分は、ほぞ組+込み栓

釘や木ネジは使用していない

重要文化財や国宝級である!?

 

このアナログな構造がビーティング衝撃を吸収し

各々の糸の組成を存分に引き出した布音が表現できるに違いない!?

量産には真逆のスタイルではあるが

そのケースは、別の織機で対応出来るし

 

うちもこれからは、

二刀流~三刀流のフレキシブルな体制を構築していくとする~~