Shopify News
Shopify Markets を試してみた!
今日は一部の先行申し込みをしていたマーチャントに提供がスタートした「Shopify Markets」について書いてみたいと思います。
Shopifyはアップデートが早すぎて、毎回ブログを書いてる間に新しい機能がリリースされるのでテーマを変更して書き直しすることが多いのですが、今回もご多分にもれず「Shop」について書いていると、待望の「Shopify Markets」がリリースされましたので迷わず、こちらのテーマに変更しました。
Shopify Marketsとは?
これまでバラバラに管理していた、越境ECに必要なツールを一元管理できる新ソリューションとなっています。Shopifyを利用しているマーチャントの海外参入をより簡単にして、価格設定、税金・関税、マーケットの分析などの設定が可能となっています。
自分のサイトでShopify Marketsが利用できるかは、下記の画像のようにShopifyの設定画面から「マーケット」というメニューが「新規」となっていれば利用が可能です。まだ一部の早期申込をしたマーチャントからの機能が開放されていますので、まだ早期申込をされていない人は、同じく設定画面のマーケットを選択すると「早期申込」ボタンが表示されますので、早速申し込みをしてください。
これがShopify Marketsのトップ画面です。
もうこの画面を見ただけでワクワクします。
Shopify Marketsでできることは大きく下記の2つに分類されます。
・全てのShopifyのプランでできること
・プレミアム及びPlusプランでできること
プレミアムとPlusのプランでできることは下記のとおりです。
- チェックアウト時に関税と輸入税を見積もって徴収する
- Shopify ペイメントを使用して市場ごとにカスタム価格を設定する
- 市場ごとにカタログとストアフロントをカスタマイズする
- 市場ごとにフルフィルメントのロケーションを管理する
全てのShopifyのプランでできること
- 各市場での販売方法を一元管理する
- Shopify ペイメントを使用して133の通貨で販売する
- Shopify ペイメントを使用して現地の決済オプションを提供する
- 最大20言語に対応して販売する
- カスタムドメインを設定して検索に最適化する
- スマート設定で各市場での事業展開を最適化する
また、Shopify Paymentを利用して各国の通貨で販売する際に気をつける点として、下記の手数料が発生しますので気をつけてください。
- Shopify ペイメントを使用して関税と輸入税を計算する場合は注文ごとに0.85%の手数料。代替決済サービスを使用する場合は1.5%の手数料。
- 通貨を変換する場合は注文ごとに2%の手数料。
- 現地の決済方法の使用手数料は、Shopify ペイメントの国際決済処理に含まれています。
上記の説明はShopifyのサイトでもご覧頂けます。
https://www.shopify.jp/markets
Shopify Marketsでは下記のようにオススメの販売国が表示され、販売対象地域として設定することが可能です。
ここで販売対象国を追加すると、その国ごとにドメインや価格、税金などの設定ができるようになります。
つまり、国ごとに価格や税金・関税、配送、決済を細かく設定してことが可能になっています。
この中で価格と税金・関税に関する設定が可能になったので、これまでハードルの高かったDDP(Delivered Duty Paid)での海外への販売も簡単に行えるようになっています。(商品にHSコードを設定しておくのを忘れないようにお願いします。)
価格設定は下記のような画面です。
今回利用できるようになった環境はスタンダードプランでしたのでプレミアムやPlusでは、個別の固定価格を設定できるかもしれません。(←まだ未確認ですので、ご了承ください。)
基軸通貨である日本円に対して、パーセンテージによるプラス・マイナス設定、為替レートによる両替などが考慮された価格が設定されるようになります。
その他にVATの設定、関税についても細かく設定できるようになっており、これまでは機能で切り分けられていた設定が「マーケット」から紐付けられることにより、各国の設定が非常に管理しやすくなっています。
関税と輸入税に関する設定画面
まだ、私もスタンダードプランで一部の機能しか試していませんが、プレミアムプランの環境でも利用可能になれば検証を進めていきたいと思います!
数日、画面を触ってみた印象ですが、
これまでハードルの高かった越境ECの設定を、「Shopify Markets」というメニューから一元で管理できるようになったのは、越境ECに必要な設定を一つの流れとして理解できるようになったということではないでしょうか?販売したい国に対して、それぞれの設定を行っていけば越境ECが始められる仕組み(画面フロー)となっています。
これまで「越境ECって何か難しそう」と思っていた方も、これを機会に早期申込を行ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
弊社では、越境ECに関する運用のサポート、プロモーションのサポートも行っておりますので遠慮なくご連絡ください!
また、Shopify Marketsに関する新しい機能をしっかり理解できたら、この場でレポートしたいと思います!