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2018 07 Sep

【早くもGUESSがTikTokをSNSキャンペーンに活用】

 こんにちは、AIR(アパレルウェブイノベーションレポート)海外コンテンツ担当のケルビンです。今週も海外市場の最新情報をお届けします。

 日本を含めて、世界中の若者、特にミレニアル世代とZ世代を中心に大人気となっている動画配信アプリTikTokが早くもプロモーションとしての活用場面が出ています。アメリカのファッションブランドGUESSのプレスリリースによると、GUESSがTikTokと提携し、米国国内限定で、9月1日~6日まで期間中ハッシュタグキャンペーンを実施すると発表しました。具体的にTikTokのアプリを開くと、自動的にGUESSの「#InMyDenim」というキャンペーンページへ移動し、そのページにはGUESSが起用した数名の人気インフルエンサーが短編動画を通して、ユーザーに「デニムを履いて、#InMyDenimを付けて投稿しましょう」と呼び掛けています。現在既に5000以上の投稿がシェアれています。

 ファッションブランドがTikTokを使ったキャンペーンをするのは初めての試みです。TikTokがInstagramに続き、新たにユーザーとのタッチポイントになりました。ちなみに先日、TikTokの運営元である、北京を拠点にしている「バイトダンステクノロジー(Bytedance Technology)」がここ最近資金調達をしており、もし成功すれば、企業価値が8.3兆円にも達し、あのUberを上回って、世界最大級のユニコーン企業になり得ると市場から注目されています。「バイトダンステクノロジー」の背景については、10月に発行するAIRで詳しい記事があるので、ぜひご期待ください。