「ケリング」が写真展「10／10 現代日本女性写真家たちの祝祭」を支援

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2022 21 Mar

　左上から順に: ZAIDO Yukari Chikura (C)Yukari Chikura, Eagle and Raven Ariko Inaoka (C)︎Ariko Inaoka, die of love Hideka Tonomura (C)Hideka Tonomura, NEW SKIN Mayumi Hosokura (C)︎Mayumi Hosokura, sawasawato Noriko Hayashi (C)Noriko Hayashi, HOJO Mayumi Suzuki (C)︎Mayumi Suzuki, NEW RIVER Ai Iwane (C)︎Ai Iwane, Negative Ecology Tamaki Yoshida (C)︎Tamaki Yoshida, ILMATAR, 2020, Archival color C-print Momo Okabe (C)Momo Okabe, mutation / creation Harumi Shimizu (C)︎Harumi Shimizu

　「ケリング（Kering）」が、KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭とのパートナーシップにより、2022年4月9日から5月8日の期間、京都のHOSOO Galleryで開催する写真展「10／10 現代日本女性写真家たちの祝祭」を支援する。

　芸術や文化の分野で活躍する女性の才能に光を当てることを目的とする「ケリング」の「ウーマン・イン・モーション」は、同展への支援を通じ、芸術分野における女性写真家の認知度を向上させる取り組みを続ける。また、男女不平等が深く根ざしているあらゆる芸術分野において、多様性という点で本質的な豊かさを携え、変化を生み出すための力を持つ芸術が、写真界のみならず、文化・芸術全般における女性アーティストの貢献と認知について、議論を促す。

　第10回KYOTOGRAPHIEで開催の同展は、KYOTOGRAPHIEの共同創設者で共同ディレクターのルシール・レイボーズと仲西祐介さん、そしてインディペンデント・キュレーターで写真史家のポリーヌ・ベルマール（2022年6月出版予定の英語版書籍「Worldwide History of Women Photographers」の寄稿者）がキュレーションを担当。

　10人の日本人女性アーティストの作品を通して、日本や海外で活躍する写真家ならではの考察や視点を見ることができる。地蔵ゆかりさん、林典子さん、細倉真弓さん、稲岡亜里子さん、岩根愛さん、岡部桃さん、清水はるみさん、鈴木麻弓さん、殿村任香さん、殿村任香さん、吉(正しくはつちよし)田多麻希さんによる力強い作品は、京都在住のデザイナー兼建築家の小西啓睦さんが考案した伝統的且つ現代的な、日本特有の様式美を取り込んだ構造体などにより、KYOTOGRAPHIEの精神を表現しながら、それぞれの作家独自の空間を提供する演出で展示する。これらの構造体や作品は巡回にも対応できるよう移動でき、他の会場でも複製や変更が可能な仕組みになっている。

　過去に日本では、2021年のKYOTOGRAPHIEで、ヨーロッパ写真美術館（MEP）がキュレーションを担当した「MEP Studio（ヨーロッパ写真美術館）による5人の女性アーティスト展-フランスにおける写真と映像の新たな見地」を支援している。

■「10／10 現代日本女性写真家たちの祝祭」出展作品

Yukari Chikura ZAIDO ©Yukari Chikura

Noriko Hayashi sawasawato ©Noriko Hayashi

Mayumi Hosokura NEW SKIN ©︎Mayumi Hosokura

Ariko Inaoka Eagle and Raven ©︎Ariko Inaoka

Ai Iwane NEW RIVER ©︎Ai Iwane

Momo Okabe ILMATAR, 2020, Archival color C-print ©Momo Okabe

Harumi Shimizu mutation ／ creation ©︎Harumi Shimizu

Mayumi Suzuki HOJO ©︎Mayumi Suzuki

Hideka Tonomura die of love ©Hideka Tonomura

Tamaki Yoshida Negative Ecology ©︎Tamaki Yoshida