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「ロエベ」がのんを起用したキャンペーンを公開 新作アマソナバッグ発売に向けて
「ロエベ(LOEWE)」が、新作アマソナ16スクエアバッグの発売に向けたキャンペーンを公開した。キャストには、女優やファッションモデル、歌手など幅広く活躍しているのんを起用し、前進する女性をエンパワーしてきたアマソナバッグのルーツと共鳴し合うキーヴィジュアルが生み出された。
1975年に平等と自由を獲得すべく歩み始めた女性たちを主人公にデザインされたアマソナバッグは、「ロエベ」の現クリエイティブ・ディレクターのジョナサン・アンダーソンによって2021年にリデザインされたが、最高の技術は変わることなく引き継がれている。今回発売するアマソナ16スクエアバッグは、これまでのアマソナバッグファミリーの中でも最もパーソナルなサイズとなる。
TVドラマ「あまちゃん」(2013)の鮮烈なヒットによって国民的人気俳優となったのんは、劇場アニメ「この世界の片隅に」(2016)で主人公・すずの声を演じ、2022年2月には映画「Ribbon」で脚本・監督・主演を自身で担うなど、今もなお唯一無二の個性を磨き続けているタレントの一人だ。
一方、フォトグラファーとして抜擢されたのは、写真、文筆、インスタレーションなどジャンル横断的な表現を続けているアーティストの長島有里枝。彼女は表現者としてだけではなく、2021年に金沢21世紀美術館で開催された「ぎこちない会話への対応策—第三波フェミニズムの視点で」展のキュレーターを務めた経験もある。
張り出した肩パッドが特徴的なトップスや、色鮮やかに身体に密着したアスリートのようなスタイル、片翼のようなものを静かに肩に掛けるドレススタイルは、戦う女性の現代的な姿を提示してみせる。
なお、同キャンペーンにおいて重要な要素となるロケーションは、長島が1960年代以降のアメリカで発生した学生運動および第2波フェミニズム運動におけるスローガン”The personal is political(個人的なことは、政治的なこと)”から着想を得て選定し、そのどれもが婦人運動家の市川房枝、歌人で小説家の樋口一葉、彫刻家の青木野枝にまつわるものだという。