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2022 12 May

「ピッティ・ウオモ」で「アン・ドゥムルメステール」本人が手がけるイベント開催へ

 

 「ピッティ・イマージネ・ウオモ」が2022年6月14〜17日に開催する第102回ピッティ・ウオモのゲスト・オブ・オナーに「アン ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)」を、ゲストデザイナーに「ウェールズ ボナー(WALES BONNER)」を決定。

 

 「アン・ドゥムルメステール」は、自身のキュレーションによるメゾンのアイコニックなスタイルを称賛する特別企画展を開催。同ブランドは、2022年で創設40周年を迎える。アントワープシックスの一人と称えられるアン・ドゥムルメステール本人は2013年にブランドを去り、その後2020年ミラノのファッションビジネス界での重要人物であるクラウディオ・アントニオーリが買収し今に至る。

 同ブランドは、前回のピッティ・ウオモでも招聘されランウェイショーを行う予定だったがコロナ禍により中止。今回は、アン本人が自ら手がけるイベントとなり注目だ。

 今回の発表に際し、ピッティ・イマージネ・ウオモコミュニケーション&スペシャルイベントディレクター(Pitti Immagine Communication & Special Events Director)のラポ・チャンキは、「ついに、フィレンツェ市とピッティ・イマージネがアン・ドゥムルメステールの素晴らしい作品を発表する機会が整いました。 40年前にアントワープで始まったストーリーは、クラウディオ・アントニオーリによるブランドの買収後、新たなアプローチによってさらに強固なものとなっています。これは、アン・ドゥムルメステールの再生と自律の間にあるファッションの特徴や持続性を際立たせ、とりわけ、検証への不安なく展開される独自の時間に対する感性と、紛れもない初期の直感とシェイプを維持しながら自らを更新する能力へのアプローチです。今回のアーカイブに関するキュレーションワークが、新しいコレクションの引用に役立つ記憶の回復にとどまらず、定期的なファッション・アクトに繋がったのは偶然ではありません。今ここにあるプロジェクトデザインの緊急性から生まれた芸術的・美学的介入は、ピッティ・コミュニティ全体への贈り物となるでしょう」と語った。

 また「ウェールズ ボナー」は伊フィレンツェのフォルテッツァ・ダ・バッソで2023春夏コレクションのファッションショー及びイベントを開催する。

 開催に際し、同ブランドのファウンダーでありクリエイティブディレクターであるグレース・ウェールズ・ボナーは「ピッティ・ウオモという歴史的に重要な機関において、ウェールズ・ボナーの文化的でラグジュアリーなヴィジョンを表現する特別な機会を頂いたことに感謝しています」と話した。

 

「アン ドゥムルメステール」公式サイト

「ウェールズ ボナー」公式サイト