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「グッチ」が「Exquisite」の広告キャンペーンを公開
「グッチ(GUCCI)」が「Exquisite」の広告キャンペーンを公開。同キャンペーンは、映画と映画史上に輝く巨匠のひとりであるスタンリー・キューブリックに捧げるオマージュだ。
哲学的な映画監督であったスタンリーは、さまざまなものを結びつけることで、映画にあふれるほどの生命を与え、それを拡げることを得意としていた。全く異なるテーマを取り込んでいくスタンリーの旺盛な実験意欲はあらゆるカテゴリーの枠を超越。
ディストピア映画がパロディに遭遇し、ドラマがヒューマンコメディになり、ホラー映画はさながら精神哲学の論文であり、真実味が昂じて不気味さを呈するというように、スタンリーの作品のすべてに多様な世界が混在している。意味を超越したストーリーを構築し、境界を越え、レッテルを焼き払う彼の能力は、クリエイティブディレクターのアレッサンドロ・ミケーレに強烈なインスピレーションを与え続けているという。
アレッサンドロはスタンリーの映画を分解し、混ぜ合わせ、移植し、再構築した。自身のクリエイティブ・プロセスに則り、スタンリーの映画を捉えなおし、新たな意味を与え、自らデザインした服を主役に作り上げたのだ。
1990年代にマドンナがニューヨークで着用してスポットライトに照らし出されたローラ・ウィットコムのデザインを再解釈したドレスは、「シャイニング」の不気味なシーンに。また「アイズ ワイド シャット」の秘密の儀式を覆う謎めいた闇が、センシュアルなパールで飾られたファーをまとった美しい女性を包み込み、「時計じかけのオレンジ」のカットの中では、1990年代を思わせるフェティッシュなシューズが強い印象を放つ。さらに、「2001年宇宙の旅」のディスカバリー号の無機質でディストピア的な空間に、柔らかなチュールのフリルがゆらめくドリーミーなイブニングドレスが映える。
「Exquisite」コレクションでは、ハイカルチャーとローカルチャーを共存させるというアレッサンドロの試みが、同広告キャンペーンではスタンリーの表現手法とのシナジーを生み出し、生きることの意味を問うようなテーマをポップなイメージで表現している。
クレジット :
Creative Director: Alessandro Michele
Art Director: Christopher Simmonds
Photographers & Directors: Mert & Marcus
Make up: Thomas De Kluyver
Hair: Paul Hanlon
'With thanks to University of the Arts London, home of the Stanley Kubrick Archive, Warner Bros. Consumer
Products, and the Stanley Kubrick Film Archives.’
2001: A SPACE ODYSSEY and all related characters and elements © & ™ Turner Entertainment Co. A CLOCKWORK
ORANGE, BARRY LYNDON, EYES WIDE SHUT, THE SHINING and all related characters and elements © & ™
Warner Bros. Entertainment Inc. (s22)
‘Replicas of the original costume designs curated by Milena Canonero and Charlotte Walter’.
■問い合わせ先
グッチ ジャパン クライアントサービス
TEL:0120-99-2177
Courtesy of GUCCI