写真：退任を発表したナターシャ・ラムゼイ・レヴィ（Photo by Paolo Roversi）

　「クロエ（Chloé）」が、４年間クリエイティブ ディレクターを務めたナターシャ・ラムゼイ・レヴィの退任を発表した。在任期間において彼女は、ギャビー・アギニョンが唱えた「クロエ」のスピリットに革新をもたらし、メゾンの新しいチャプターを切り開いた。

　今回の退任に際しナターシャ・ラムゼイ・レヴィは、「私はこの4年間、チームのサポートにより私自身のクリエイティビティを表現すると同時に、ギャビー・アギョンが唱えたクロエの自由なスピリットとメゾンの根底となる価値観を受け継ぎ、そのメッセージをより強化することができました。クロエは今後も力強い、そして意義のあるフェミニティを発信し続けると信じています」と、「クロエ」に対する感謝と期待を込めてコメントした。

　また退任理由について「この数ヶ月の間、世界が直面している健康、社会、経済的な混乱を通して、私はこの業界において自分自身が見たいと思う変化について、そして、どのように自分の創造的、知的、情緒的価値観をより良い形で融合していけるのか、ということについて考えてきました。その結果、自分の未来を以前とは異なる形で捉えるようになり、新たな機会を追求したいと思うようになりました」と語った。

　「クロエ」CEO リカルド・ベリーニは、「ナターシャは、クロエの創業者のメッセージを強化し、メゾンに対して偉大な貢献をしてくれました。彼女の今までのコミットメントに深く感謝すると同時に、彼女の今後の将来を応援しています」とコメントした。

　なお、「クロエ」のクリエイティブ ディレクターの後任は追って発表される。

■「クロエ」公式サイト