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2022 03 Mar

「ウィークエンド マックスマーラ」が世界的建築家パトリシア・ウルキオラとコラボ

写真:パトリシア・ウルキオラ

 

 「マックスマーラ( Max Mara)」のカジュアルライン「ウィークエンド マックスマーラ(Weekend Max Mara)は2022秋冬シグネチャーコレクション「ハビト バイ パトリシア・ウルキオラ(Habito by Patricia Urquiola)」をカーペットブランド「CCタピス(CC-Tapis)」のショールームにて発表した。第10回目を飾る記念すべきこのシグネチャーコレクションは、世界的に有名なスペイン人建築家兼デザイナー、パトリシア・ウルキオラとのコラボレーションにより誕生。ウルキオラの洗練された多面的な才能が、本コレクションに反映されている。

 

 

 「ハビト(Habito)」とは、"habits(習慣)"や一人称の"to inhabit(住む)"を意味するスペイン語。人はどのように空間で過ごし、生活を送るのかを常にさまざまな次元で研究する建築家的なアプローチで、衣服も同様に住まいの一部であり、ともに生活するものとして我が家のように迎えてくれるハイブリッドなアイテムとしてコレクションを作り上げたと言うウルキオラ。「ウィークエンド マックスマーラ」のアーカイブを研究しつくして作ったゆったりとしたワイドでルーズなシルエットは、洗練された旅人とその目まぐるしい生活に合わせた着心地の良さと個性とを兼ね備えている。

 

写真:キャンペーンモデルを務めたテイラー・ヒル

 

 コントラストを効かせたグラフィックのパターン、カラー、質感、予測不可能な効果を演出するシルエットなどのミスマッチ感で、ハイブリッドな効果がコレクション全体に反映。ブラウスはジャンパーブラウスに変身し、コートやキルティングジャケットはシームレスに調和。コートはコクーンシェイプを中心としたウィークエンド マックスマーラの定番シルエットを再解釈しつつ、伝統的なウールやリブニットにテクニカルナイロンを組み合わせ、マット、光沢、反射などの効果をプラスして、ウルキオラの「ハイブリッド化」を最も明確に体現する。

 

 また、カラフルな裾、ボリューム感、折り目など、スペインの民族衣装の要素も取り入れ、ディテールを強調したり、ブラウスやオーバーサイズのニットにグラデーション効果を取り入れている。ウルキオラの好きなパープルカラーや鮮やかなブルーは目を引くものだが、意外とどんなスタイルにもあい、着回しができるのも特徴だ。

 

 ラグソールにフリンジをあしらったソフトレザーのチェルシーブーツや、パッドを入れた縦のパターンで立体感を出したタイプと斜めのラインで玉虫効果の輝きを演出したタイプの2種類パスティチーノバッグなど小物類も充実している。

取材・文:田中美貴

「マックスマーラ」公式サイト