2020春夏ショーに登場したポール・アンドリュー

　「サルヴァトーレ フェラガモ」が、クリエイティブ・ディレクターを務めたポール・アンドリューの退任を2021年4月8日に発表した。イギリス出身のポール・アンドリューは2016年にウィメンズ・シューズ・デザイン・ディレクターに就任、自身の名前のシューズブランドを一旦停止し、2019 年からクリエティブ・ディレクターとしてブランドの全カテゴリーのクリエイティブディレクションを牽引してきた。

　同ブランドのコレクションやデザインディレクションは当面の間、既存の社内デザインチームによって行うという。ポール・アンドリューは「サルヴァトーレ・フェラガモの知性と技術力には常に刺激を受けていました。彼が残したデザイン的な遺産や画期的な革新を前進させ、新たな命を吹き込むことに携われたことを光栄に思い ます。これまでの機会には永遠に感謝し、成し遂げたことを誇りに思うと同時に、誠実さと信念 をもって創造し続けてきたことを励みに感じています」とコメントしている。

　同社のミカエラ・ル・ディヴェレック・レミCEOは「サルヴァトーレ フェラガモは、ポール・アンドリューの情熱と献身、並びに、ブランドのクリエイティブヴィジョンとポジションの向上に貢献していただいたことに感謝します」と語った。

■「サルヴァトーレ フェラガモ」公式サイト