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2022 31 Jan

「ドルチェ&ガッバーナ」が2022年以降の全コレクションで毛皮を使わない「ファーフリー」を宣言

©DOLCE&GABBANA

 

 「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」が、2022年以降、すべてのコレクションにおいて動物の毛皮の使用を廃止すると発表した。新ポリシーは、「ファーフリーアライアンス(Fur Free Alliance)」のガイドラインに基づいて、米国動物愛護協会の支援を受けている。

 一方で、毛皮加工職人の仕事とプロ意識を守り、ものづくりに欠かせない付加価値を持つ知識やスキルを次世代に受け継いでいくため、「ドルチェ&ガッバーナ」は、リサイクル素材や再利用可能な素材を使用したフェイクファーの代替品として、エコファーのアイテムやアクセサリーの製作を通じて、こうした職人たちとのコラボレーションを継続していくという。

©DOLCE&GABBANA

 今回の発表に際し「ドルチェ&ガッバーナ」グループコミュニケーション・マーケティング最高責任者のFedele Usaiは「ドルチェ&ガッバーナは、動物の毛皮の使用しない、持続可能な未来を目指しています。ファッション界は、重要な社会的責任を担っており、全体で推進・奨励していくべきだと考えます。革新的な素材をコレクションに取り入れ、環境に配慮した生産プロセスを開発すると同時に、衰退の危機に瀕している職人の仕事とノウハウを次世代に引き継いでいきたいと思います」と話した。

 また、米国動物愛護協会ファッションポリシー担当ディレクターのPJ Smithは「動物の毛皮の使用を廃止するというドルチェ&ガッバーナの決断は素晴らしいと思います。毛皮の使用を廃止することで、ファッション界における水準を引き上げることができるのです。ドルチェ&ガッバーナをはじめとする多くのブランドが、明るく、革新的な未来に向かって進んでいるのは、非常に力強いですね」と語った。

「ドルチェ&ガッバーナ」公式サイト