「ステラ マッカートニー（Stella McCartney）」が、2022年1月10日に2022オータムコレクションを発表した。今シーズンは野心あふれる“ステラ ウーマン”にフォーカスし、日々変化を続ける大胆なムードとエイジレスな姿勢という対照的な美学をコレクションに落とし込んだ。

　今シーズンの魅力を引き立たせるステートメントピースの数々は、ボディを優しく包み込みながらも美しいシルエットを引き立たせるために、総じてセンシュアルな仕上がりだ。「ステラ マッカートニー」のベーシックなアイテムにひねりが加わった古典主義の要素は、どことなく崩したシルエットに大きく表れている。

　ニットウェアはソフトなオーガニックコットンのリブニットや、スラッシュが入ったニットドレスなど、今シーズンも豊富なバリエーションを提案。ほかにも、ラインストーンを付したものやワンショルダードレス、「フレイム」チェーンがポイントのサステナブルビスコース製ドレスなどもコレクションに華を添えた。

　コクーンコートやベルト付きウールトレンチなどには、グリッチ加工を施したヘリンボーンをあしらい、エキセントリックな視覚効果が生み出された。
 

　今シーズンのもうひとつの主役となるのが、伝統的な美学をコンテンポラリーに表現した新たなモノグラムだ。テーラリングやヴィーガンアクセサリーなど、コレクションの随所に「ステラ マッカートニー」のアイデンティティをみることができる。また、新作フットウェアの「エアシュルーム（Air Shroom）」シリーズからは、パッド入りヒールのプールサンダルや、ベルベット素材のアンクルストラップをあしらったスポーティなサンダルが出揃った。

　なお「ステラ マッカートニー」は、今シーズンのレディトゥウェアの72%に環境に配慮したマテリアルを採用。衣料廃棄物を原材料としたフマナ（Humana）を使用したポストコンシューマリサイクルデニムや、LVMHが立ち上げた生地素材のリセールプラットフォーム「ノナ ソース（Nona Source）」から調達した生地などを用いて、革新的なアイテムを制作した。

■「ステラ マッカートニー」公式サイト

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