「オーバーコート」公式オンラインストアをオープン　東京・六本木でポップアップストアも開催

アパレルウェブ　メゾンニュース

2020 02 Dec

　「オーバーコート（OVERCOAT）」が、2020年11月29日に公式オンラインストアおよびカプセルコレクションをローンチした。それにともない、12月2日（水）から13日（日）までの期間、同ブランドでは過去最大規模となるポップアップストアを六本木 ANB Tokyoで開催する。

　今回のコレクションでは、世界トップレベルの日本の生地メーカーが所有するアーカイブ生地から厳選して仕立てられた特別なアイテムが揃う。ブランドの原点でもあるフリーサイズの新型コートをはじめ、ジャケットとしてだけでなくシャツとしても着ることができる羽織感覚のセットアップ、比翼シャツなどを用意した。そのほかには、カシミヤ100%のスウェットや、ニューヨークのスーベニアTシャツに「オーバーコート」のロゴの刺繍を入れたカットソーなど、これまでにないアイテムもラインナップする。これらのコレクションアイテムは、公式オンラインストア限定での販売となる。

　さらに公式オンラインストアオープンを記念した同ポップアップストアでは、先述の公式オンラインストア限定カプセルコレクションの販売とともに、ブランド初の試みとなるセミオーダーを数量限定で受注する。ブランド設立当初からのアイコンであるオーニング素材をベースに、顧客がデザイン、コートのモデルを選択し、「オーバーコート」のクリエーションチームがその場で採寸する。第一線で活躍する職人の技術を肌で感じながら、自分だけの1着をオーダーできる貴重な機会となる。

　今回の公式オンラインストア開設に際し、デザイナーの大丸隆平は「7月末に日本で開催したポップアップでは過去最大の注文もいただき、今回の公式オンラインストアの立ち上げが決定したのも自然な流れでした。オンラインストアを運営するにあたりマネージメントチームを強化しました。ECのメリットを生かして積極的に卸しの商材を動かしていきたいです」とし、ポップアップストアなどフィジタルでの取り組みにも意欲を見せた。また、ビジネスのビジョンについては「スモールビジネスがブランドの基本方針であり、50着作るより10着を作って確実に売ることが重要だと考えています。ECにおける全ての製品の生産は国内の小規模工場に委託し、ブランドのオリジナルの生地を使い、日本から発送しています。海外からの生地の取り寄せなどのシッピングコストを省けて結果的にサステナブルにも繋がるという、地産地消的な考え方です」と語った。

　また、公式オンラインストアでは今回のコレクションのほかに、これまで特に反響の大きかったアイコンであるコートを中心に今後さらに品揃えを充実させる予定だ。

■「オーバーコート」公式オンラインストア限定カプセルコレクション