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「シャネル」メティエダール コレクションをオンライン形式で発表へ
「シャネル(CHANEL)」は2020年12月4日(日本時間午前3時)に、メティエダール コレクションをオンライン形式で発表する。また、12月2日(日本時間午後8時)にはショーの舞台となるフランスのロワール渓谷の別名”貴婦人たちの城”とも呼ばれるシュノンソー城で撮影されたティザー映像を公開した。
メティエダール コレクションとは2002年の立ち上げ以来、メゾンと職人たちの間で絶え間なく交わされる対話によって、常に進化し続けるフレンチファッションの巧みなサヴォアフェールを讃えてきた特別なコレクションだ。年2回のファッションウィークとは別に、毎年12月に発表される「シャネル」独自のプレタポルテコレクションは、常にブランドの歴史や現在と結びついた、実在する、あるいは空想上の目的地をテーマに設定してきた。このメティエダール コレクションはまさに、同ブランドのアーティスティック ディレクターを務めるヴィルジニー・ヴィアールの独創性と、パリのみならずフランス、イタリアに存在する数百以上もの「シャネル」のメティエダールのアトリエで、刺繍、羽根細工、コスチュームジュエリー、プリーツ、靴、帽子、手袋など手掛ける職人たちの卓越した技術を融合させた、類稀なるコレクションに仕上がっている。
ガブリエル・シャネルはブランド設立当初より、パリにおける最高の職人たちとの間で創造性を高め合える関係を築いてきた。そんな彼女の意向を継ぐメゾンにとって、メティエダールのアトリエの貴重な技術を保護し、革新的なアイデアとともに発展、国際的な知名度を上げていくという任務は一層明確なものとなった。この取り組みは1985年にコスチュームジュエリーのデリュが初めてシャネルの傘下となったことから始まり、現在では様々な世代やバックグラウンドを持った6,600人以上もの職人が「シャネル」のみならず、フランスを始めとした世界中の一流メゾンのクリエーションに携わっている。また2021年には、11のメゾンダールがパリの端の19区とその隣接する町オーベルヴィリエに新設され、世界への新たな窓口ともいえるビル「19M」へ集結。その「19M」とともに、「シャネル」はメティエダールの優れたサヴォアフェールを維持および発展させ続け、世界のクリエーションの中心地としてのパリの地位を改めて確固たるものにしていく。
なお今回のオンライン形式のショーはパリのロックダウンの影響により、ライブ配信ではなく無観客で行ったショーを事前に撮影したものを、12月4日(金)に公式サイトおよび「シャネル」のプラットフォームで配信する。
■ティザー動画