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「ケイタマルヤマ」が六本木でショーを開催 大物モデル、パフォーマー、セレブリティらが集結
「ケイタマルヤマ(KEITA MARUYAMA)」が、2021年12月16日東京港区のEXシアター六本木でショーを開催した。「春はあけぼの、夏は夜、秋は夕暮れ、冬はつとめて・・・ IT’S SHOW TIME」と題し、日本の四季になぞらえ4部で構成、約1時間の大掛かりなもの。富永愛、りょう、渡辺眞起子、田辺あゆみ、市川実和子ら90年代から同ブランドを支えたミューズや乃木坂46の齋藤飛鳥がランウェイを歩き、尾上右近や野宮真貴らがパフォーマンスを行った。
春は、ピンクのドレスに羽織を纏った富永愛のウォーキングでスタート。その後、尾上右近が舞を披露し、ファッションショーに移行した。「ケイタ マルヤマ」の最新コレクションをまとったモデルたち。春の訪れへの喜びを表現したかのような、パステルカラー、フローラルモチーフなどで華やいだ世界を表現した。
夏は“祭”がテーマ。和太鼓集団の鬼太鼓座、ダンスチームのULTIMATE BBOYZのアクティブなパフォーマンスと共に、捨てられてしまう日本の美しい絹の着物をアップサイクルし服を披露。
秋と冬は、同ブランドのアーカイブからセレクトしてテーマに沿ってルックを構築。秋はロマンチックなムードが漂うボヘミアン風ルック、冬は雪やお正月をイメージさせるルックと演出で魅了した。
最後は歌手の野宮真貴が登場。「東京は夜の七時」を歌い、その後グランドフィナーレを迎え、華やかに締め括った。
ショー終了後、丸山敬太デザイナーは取材陣の質問に応えた。今回のショーの目的について「クリエーターとして、次の世代の人たちに繋いでいく何かを作りたい、それが役目だなと、改めてこのコロナ禍の中で感じ、たくさんの人たちに助けてもらいながら頑張りました。」と話し、「ファッションは不要不急なものではありません。人生を変えるものであり、またその時代やその時の気分を表すものでもあります。」と力強く語り、「クラウドファンディングという手法を使わせていただいたのも、誰かを応援する、誰かを支援する、誰かとつながることは、今の時代のテーマだと思ったからです。」と今回の新たな取り組みについて話した。
2021年末にショーを開催したことについては、「このコロナ禍の2年間、エンタメの人たちも含めて、僕たちはとても厳しいときを過ごしてきたので、このショーは2021年のうちにどうしても実現したいと思っていました。」と説明した。
最後に「僕は随分と長い事この仕事をしていますが、時代の大きな変換期にやっぱり大切なものや大切なことは、方法や形が変わっても“愛”なのだなぁと。沢山の人達に支えられて創りあげた夢のような一夜。心から感謝しています。」と語った。
■来場セレブリティ
三吉彩花
千秋
早見優
篠田麻里子
小泉智貴
蜷川実花
奈良裕也
長谷川ミラ
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