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「アレキサンダー・マックイーン」が2021秋冬メンズコレクションを発表
「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」が2021年5月20日、2021秋冬メンズコレクションを発表した。
継続的なシルエットへの焦点、大胆なボリュームとすっきりとしたライン、鮮やかなカラーとペーパーカットプリントをインスピレーションソースとしたメンズコレクションは、今シーズンのウィメンズウェアとの共鳴を随所に感じさせるコレクションに仕上がった。
ウールカシミア製のファウルネックジップスルーカーディガンは、一見するとフーディーのようなユニークなディテールで、見事な発色が目を引く。パンツにはブラックヘビーコットンギャバジンを使用し、デザイン性を兼ね備えた存在感のあるユーティリティーウェアへと昇華させた。
一方のルックではワークウェアの要素を含みつつも、プリーツペグトラウザーの描くシェイプとシャツのボリューミーなスリーブが今シーズンらしさを暗示している。
特筆すべきはブラックとアイボリーのペーパーカットプリントのウールシルクを用いたジャケットスタイルだ。ストレートショルダーや滑らかなブーツに続くスリムトラウザーなど、「アレキサンダー・マックイーン」ならではの端正なルックとなっている。
焦点を明確化したハイコントラストなシルエットは、アバンギャルドとオーセンティックの共存を実現した。ブラックウールとカシミアのチャンキーニットには、今シーズンのキーモチーフである鳩の刺繍を施した。ブラックのウールギャバジンを使用したプリーツペグトラウザーがエレガンスな印象を持たせる。
シューズは、レッド、クロームグリーン、デニムブルー、ウルトラマンカラーのトレッド スリック チェルシーブーツ(Tread Slick Chelsea Boots)のほか、ワーカー レースアップ シューズ(Worker lace up Shoes)とブーツ(Boots)を用意した。アンティークシルバーメタルを用いたジュエリー類の、鳩やハートなどのアイコニックなモチーフ使いも今シーズンのエッセンスといえる。