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2021 19 May

「グッチ」が「グッチ ガーデン アーキタイプ」展を開催、バーチャルツアーも

 

 「グッチ(GUCCI)」が、伊フィレンツェのグッチガーデンで「グッチ ガーデン アーキタイプ(Gucci Garden Archetypes)」展を開催。また、デジタルの領域でも同エキシビジョンの世界を展開し、ブランド創設100周年を記念したスペシャルなエキシビジョンや、「グッチ」のクリエイティブ ビジョンを探究する没入型マルチメディア体験を楽しむことができる。


 「グッチ ガーデン アーキタイプ(Gucci Garden Archetypes)と名付けられた今回のエキシビションでは、東京からロサンゼルス、1960年代後半にイギリス北部に出現したノーザン・ソウルから1968年のパリの五月革命といったさまざまな時代背景を舞台に、神話の方舟を建造する若者たち、宇宙の探検家、馬、ダンサー、天使やエイリアンなどが登場し、訪れる人を万華鏡のようにめくるめく「グッチ」のクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレのビジョンを探検する壮大な旅へと誘うという。

 

 空間デザインを手がけたスタジオ「Archivio Personale」は、アレッサンドロのビジョンを物語性のある空間へと変換することで、彼の独自の美学をより印象的に表現した。会場に一歩入るとエキシビションの舞台裏と思しきコントロールセンターが現れ、各展示室のライブ映像がマルチスクリーンに映し出される。また会場内をテーマごとに分けられた15の部屋を通路でつなぎ、多様で魅惑的な「グッチ」の広告キャンペーンの世界を再現した。

 またデジタルを活用し、リアルとバーチャルを融合させた対話を実現するために、グローバルなオンライン プラットフォームであるRobloxと再びパートナーシップを組み、5月17日から2週間限定のスペシャルコンテンツを展開している。来場者のアバターは「グッチ」の広告キャンペーンに着想を得たギャラリーを自由に探索するうちに、エキシビションのエレメントを取り入れたマネキンの姿に変身し、バーチャル空間のユニークなデジタルアート作品へと生まれ変わる。

 

 東京へと向かった2016秋冬コレクションの広告キャンペーンの部屋では、夜もまばゆく輝き続ける東京のイメージを壁面を覆う15万個のスパンコールによって表現した。2020クルーズコレクションの広告キャンペーンで「世紀のパーティー」が繰り広げられた、豪奢なモダニストのヴィラの舞台裏に入ることもできる。

 同エキシビジョンのキュレーターも勤めたアレッサンドロは、「この6年間の冒険に人々を誘い、空想の世界や物語、驚きやまばゆいきらめきをめぐる旅をともにするのは、面白いことだと考えました。そこで、広告キャンペーンの世界に入り込んだような臨場感にあふれる遊びの空間を創ることにしました。なぜなら広告キャンペーンは、私のイメージをもっとも明快に体現しているからです」と語った。


 なお、Roblox上だけではなく、グッチ公式オンラインショップ内でもグッチ ガーデンのバーチャルツアーを展開し、エキシビションの様子や解説を見ることができる。

 

■問い合わせ先
グッチ ジャパン クライアントサービス
Tel:0120-99-2177


「グッチ ガーデン アーキタイプ」展 バーチャルツアー


「グッチ」公式サイト