「ステラ マッカートニー（Stella McCartney）」は、アースデイの誕生50周年を祝し、4月21日の7:00（英現地時間）から4月26日の深夜まで、英・ロンドンのピカデリーサーカスのスクリーンを"Ocean Outdoor（海とアウトドア）"をテーマにテイクオーバーした。人の姿がまばらな街の中心地に映し出されることで強調し、「人類が立ち止まることを余儀なくされている時も、自然は絶え間なく前に進み続けている」というメッセージをこめた。

　同ブランドは、道路を走る車や、空を飛ぶ飛行機の数が減り、ありとあらゆる産業が止まったことで、世界の二酸化炭素の排出量は第二次世界大戦以来、最も急速な低下をしているといわれているとし、欧州連合全体の1日の二酸化炭素排出量はすでに58％減少。イギリスの道路交通量は70％減少し、ロンドンの二酸化窒素の量は40％減少していることに注目している。

　また、人々がパンデミックにより活動を停止するなかで、野生動物たちの行動は活発化しているとし、ビーチから人々の姿が消え、海洋の有害なプラスチック廃棄物が減少したことで、タイやフロリダでは、希少なウミガメの巣がこれまでの記録のなかで最も多く見つかっているという。

　世界の二酸化炭素排出量の減少や野生生物の帰還、これらは「ステラ マッカートニー」がずっと強く掲げてきた声である。

　「ステラ マッカートニー」はサステナブルを実現する革新的な方法を採用し、脱炭素化を加速させることが必要と考える。再生農業を支援し、森林を回復させ、再生可能なエネルギー源へと切り替えることで、その変化をもたらすことが可能になる。気候を永久的に保護するためには、新しい物の使用を最低限にし、古いものをリユースする必要があるという。

　「一時停止をしている今、これまで以上にお互いを思いやり、よりマインドフルになる方法を学ばなければならない。共により良い未来に向かうため、母なる地球を守るため、行動を続けたい」というメッセージを添えて世界に訴えている。

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