「コーチ」がLGBTQIA+支援に向けて「Go All Out For Pride」を発表

アパレルウェブ　メゾンニュース

2022 13 Jun

Image Credit：Courtesy of Coach

　「コーチ（COACH）」が、LGBTQIA+コミュニティをサポートするメッセージ「Go All Out For Pride」とともに新作プライドコレクションを発売した。「The Courage to Be Real（リアルに生きる勇気）」というブランドが掲げる価値観のもと、常に前向きに生きること、誰もが自分らしくありのままにいられること、真の自己表現を支持し、その勇気を「コーチ」ファミリー共通の信念としている。

Image Credit：Courtesy of Coach

　レインボーカラーのシグネチャー「C」や、メッセージ入りパッチで彩られた最新の「プライド（Pride）」コレクションには、ウィロウトートやスウィンガー、フィールドトートやバックパックなどをはじめとする人気バッグや革小物の数々、Tシャツ、カーディガンなどのウェア、コーディネートをスタイルアップするハットなど様々なアイテムを揃えた。

　また「コーチ」は、6月の「Pride Month（プライド月間）」を通して、LGBTQIA+とコミュニティをたたえセレブレートするコンテンツを数回にわたり公開する。

Saucy Santana, Image Credit：BFA

Legendary Mother Lala, Image Credit：BFA

　「コーチ」のホームであるニューヨークでは、自分らしさをリアルに発揮できるコミュニティやスペースと再びつながり合うことのパワーをたたえ、共感し、そして祝うことを目的に、「Go All Out For Pride」の発表に合わせてセレブレーションイベントが開催された。

　イベントはニューヨークを代表するナイトクラブ、ザ・モンスター（The Monster）で行われ、ソーシー・サンタナ（Saucy Santana）、ベニート・スキナー（Benito Skinner）、ジョエル・キム・ブースター（Joel Kim Booster）、リナックス（Linux）、ジ・アイコン・ミーカ「クイーン・マザー・アルファ・オメガ（The Icon Meeka Queen Mother Alpha Omega）」、サッシャ・カジェ（Sasha Calle）といった「コーチ」フレンズたちが一同に介した。

Benito Skinner, Image Credit：BFA

Tommy Dorfman, Image Credit：BFA

　なお、これまでもコーチ財団は、9年来のパートナーであるヘトリック・マーティン・インスティテュート（Hetrick-Martin Institute）、ポイント・ファンデーション（Point Foundation）と、LGBTQセンターのコミュニティであるセンターリンク（CenterLink）に対し、「Dream It Real（ドリームイットリアル）」イニシアティブの一環として長年にわたり支援を実施。

　そのほか、センターリンクとのパートナーシップにより、10代のLGBTQIA+向けデジタル支援ツール「IMI」の立ち上げや、全米のLGBTQIA+の権利を擁護するために活動している「ACLU」にも支援を行うなど、性的マイノリティのサポートに尽力してきた。

　「コーチ」のクリエイティブ・ディレクターを務めるスチュアート・ヴィヴァースは、次のようにコメントした。「私は常々、ファッションとはコミュニティのためのものであるべきだと考えてきました。そこで今回、コミュニティをひとつにまとめるのに、多くの人々にホーム感を与えてきたザ・モンスターでのセレブレーションパーティを開催するのが最善の方法だと思ったのです。「Pride」を祝うことは、ありのままの自分を表現するよう私たちをインスパイアすることであり、リアルな自分でいられるスペースへのオマージュでもあります」

■「コーチ」プライドコレクション（一部）