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2021
07
Dec
「ドルチェ&ガッバーナ」置時計「キアラヴァッレ」を伊ミラノの図書館でお披露目
「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbbana)」は、同社の時計職人によって作られた置時計「キアラヴァッレ」を伊ミラノのアンブロジアーナ図書館に寄贈し、去る2021年12月1日にそのお披露目イベントを行った。この時計は今後、同館のフェデリチャーナの間に常設展示されることとなる。それにちなみ12月12日まで「レオナルド」、「サンマルコ」など5本の「アルタ オロロジェリア(高級時計)」コレクションの腕時計も同図書館にて展示されている。
この「キアラヴァッレ」という時計は、ダヴィンチが描いたミラノのキアラヴァッレ修道院の時計台の設計図を基に作られている。この設計図は修道院の時計台を新しいものにする計画でダヴィンチによって描かれたのだが、結局のところ、この時計が作られることはなかった。が、レオナルド・ダヴィンチのオリジナルの設計図や絵画、書簡などを数多く所有していることでも知られているアンブロジアーナ図書館が現在でもこの設計図を所有、展示している。
それをダヴィンチの没後500周年であった2019年に「ドルチェ&ガッバーナ」が具現化し、「アルタ オロロジェリア」のイベントを同館で行った際に発表したのが「キアラヴァッレ」だ。これまでこの時計は同社が所有していたが、この度、オリジナルの設計図と共に、アンブロジアーナ図書館に寄贈し、展示される運びとなった。
大きなラピスラズリの文字盤を備え、ホライタリカ(イタリア時間)、分、ムーンフェイズ、ゾディアックと太陽の動きの表示がなされた荘厳なデザイン。そんな幻の時計が時を超えて誕生し、広く一般に公開される。