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「オフ-ホワイト™」が新アート&イメージディレクターを発表
アート&イメージディレクターに就任したイブラヒム・カマラ
「オフ-ホワイト™(Off-White c/o Virgil Abloh™)」が、2022年4⽉30⽇に、イブラヒム・カマラをアート&イメージディレクターとして迎えることを発表した。イブラヒム・カマラはブランドのクリエイティブチームに加わり、アートディレクションを統括していく。
イブラヒムは、西アフリカのシエラレオネで生まれ、英ロンドンでスタイリストやアートディレクターとして活躍。「ルイ・ヴィトン」や「バーバリー」などでへのコンサルティングや英雑誌「iDマガジン」や「DAZED」ででの編集者経験を持つ人物。創業者故ヴァージル・アブローとはインスタグラムのDMメッセージを通じて出会い、「オフ-ホワイト™」でも3年間繋がりを持っていた。今後、ブランドのアート&イメージディレクターとして、ブランドのコレクション、イメージ、コンテンツに関わっていく。
「オフ-ホワイト™」の CEOであるアンドレア・グリリは「ヴァージルの悲劇的な死を受けて、私たちは彼の遺産を⽣かし、ブランドが常に進化するための基準でありプラットフォームであり続けるよう、より良いものを提供するためにたゆまぬ努⼒を続けてきました。我々はヴァージルのビジョンと芸術へのアプローチにインスパイアされた、各カテゴリーで最⾼のものを提供するクリエイティブな集団を作り上げてきました。彼らはヴァージルと個⼈的に強い絆で結ばれているクリエイター達です。イブラヒムも、⻑年にわたりオフ-ホワイト™ファミリーの⼀員としてショーのスタイリングを⾏ってきました。ブランドの次のチャプターで、イブラヒムがブランドのクリエイティブを監修してくれることになったことを、⼤変光栄に思っています。私たちは、ヴァージルが⼼に秘め、ブランドの核となっている画期的なクリエイティビティと価値観を常に念頭に置きながら、彼の才能とビジョンと共にオフ-ホワイト™の次の章を歩んでいきたいと考えています」と説明。
イブラヒム・カマラは「ヴァージルは永遠に私たちの中にいます。彼は世界を変え、彼と出会った⼈たち、そしてその先にいる⼈たちに忘れられない⾜跡を残しました。⾃分の時間、⼼、創造性を惜しみなく使い、彼はすべての⼈を⾒て、すべての⼈のことを考え、もの作りをしていました。私は、オフ-ホワイト™のアート&イメージディレクターとして、オフ-ホワイト™との絆をさらに深めることができることを、そして、ヴァージルが私たちのために書き始めた物語の続きを語るチームの⼀員でいられることを光栄に思います」とコメントしている。
同ブランドは、ヴァージル・アブローによって2013年に設⽴。イタリアのファッション企業ニューガーズグループの傘下にある。ヴァージルは2021年11月に逝去し、多くの人々がその早すぎる死にを惜しんだ。