「ロエベ(LOEWE)」が仏女優キアラ・マストロヤンニを起用したコレクタブルブックを発刊した。撮影はフミコイマノで、新作のバルーンバッグも披露している。

　このコレクタブルブックは、1,200部のシリアルナンバー付きの限定本で、今回で32号目。フミコイマノとのコラボレーションも6回目で、彼女の想像上の自身の双子を創り出すという作風でスキア・デ・ブロウ、リヤ・ケベデ、アンバー・ヴァレッタ、カイア・ガーバー、フェイフェイ・サンらをとらえてきた。今回は、キアラをコンクリートの柱が特徴的なユネスコビルのウィングの下でヴィンテージのコンバーチブルと共に撮影した。

　キアラが同ブックで身を包むのはジョナサン・アンダーソンによる「ロエベ」2020秋冬コレクション。ブラックに壮麗なゴールドのボタンがついたミリタリー・コート、美しいカットの施されたナパレザーのブラックとモカ色のコート、プリーツ・ショルダーでグレーのダブル・ブレストコート、立ち襟のついたオーバーサイズのツイード・トレンチや、襟元にシルクオーガンザのリボンが付いた膨らんだシルエットが特徴のクチュールのドレス、トロンプルイユ・ショールのついたロング・クレープ・サテン・ドレスなどを着用している。これらのピースに、ビーズでできたフラワー・モチーフがついたブラックで光沢のあるキトゥン・ヒールや、ボーイッシュなローファー、アイコニックなバルーンバッグなどを合わせてルックを完成させている。

写真：バルーンバッグ（ナパカーフ）33万5,000円（＋税）

　今回モデルを務めたキアラ・マストロヤンニは、往年の大女優カトリーヌ・ドヌーブと名優マルチェロ・マストロヤンニの娘で、2019年にカンヌ映画祭「ある視点」ベスト・パフォーマンス賞を受賞している。

■「ロエベ」公式サイト