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「バーバリー」が地球規模の環境保護活動の支援を目的とした生物多様性戦略を発表
「バーバリー(BURBERRY)」が地球規模の環境保護活動の支援を目的とした生物多様性戦略を発表。同戦略を通じ、パリ協定で示された気温上昇1.5℃を目標とする地球温暖化対策への貢献、そして自然環境の保護、回復、再生に向けての取り組みを推進する。
今回の生物多様性戦略では、今年6月発表した2040年までにクライメート・ポジティブを実現するという指標に基づき、自社のバリューチェーンのみならず、事業活動の枠を超えて最も必要とされる分野において、自然に基づくアプローチを適用することで、ブランドとしての取り組みの範囲をさらに拡大する。
生物多様性戦略においては、「自然環境の保護、回復」、「農場コミュニティへの支援の拡充」、「再生可能なサプライチェーンの構築」という3つの主要分野でそれぞれ進めていく。これらの戦略は、「バーバリー」の長年にわたるプログラムに基づき、「ARRT(Avoid、Reduce、Restore & Regenerate、Transform)」の枠組みに沿って4つの主要分野をカバーしていくという。
なお今年、「バーバリー」は The Biodiversity Consultancy 社と共同で生物多様性の基礎評価を実施し、レザー、カシミア、ウールが生物多様性に最も大きな影響を与えていること、また、それらが「バーバリー」のカーボンフットプリントにおいても高い割合を占めていることを特定。これにより「バーバリー」は The Biodiversity Consultancy 社と共同で策定した「Nature Based Solution Principles and Guidelines(自然に基づく解決策の原則とガイドライン)」を、バーバリー再生基金を通して支援するプロジェクトに適用し、自然生態系の保護、回復、再生を目指す。
バリューチェーンの枠を超えて、「バーバリー」はラグジュアリーブランドとして初めて LEAF連合に加盟し、熱帯林の伐採の削減に積極的な取り組みを行うことを表明した国々に、その結果に応じて資本提供を行うイニシアチブに出資してる。また、「バーバリー」はセイボリー研究所の「Land to Market」プログラムを通じ、レザーのサプライチェーンにおける放牧地の再生と、そこに住む人々の生活基準の向上にも取り組んでいる。この2つのプログラムは、世界的な再生・保全活動において重要な役割を果たす。