繊維ニュース 編集部ブログ
2023
01
Mar
縦に並ぶ屋根とたまる水?
【中部・北陸支社】愛知県知多半島にある美浜町へ出掛けた時、海岸沿いで気になるものを発見した。かやぶき屋根のような形をしたものが縦に幾つも積み上がっており、下には水がたまっている(写真)。たまった水は上から屋根を伝って下に落ちたようだ。実はたまっていた水は海水。もうお分かりだと思うが、これは天然塩を作るための装置。上から海水をかけ流して、水分を蒸発させ、塩分濃度が高くなった海水を煮詰めて塩にする。「流下式枝条架塩田」というらしく、同町では古墳時代から海水を使って塩を作っていたようだ。今度はその味を確かめたい。(川)