繊維ニュース 編集部ブログ

2021 24 Nov

実践に即した展示が多い

 【東京本社】「第57回東京ファッション産業機器展―FISMA TOKYO」(東京都ミシン商工業協同組合主催)がこのほど、東京ビッグサイトで開かれた。縫製業界の大規模な展示会は約2年ぶりとあって、会場は予想を上回るにぎわいを見せていた。前回は、全体的に「デジタル」を押し出し、未来の生産現場を提示するような内容だった。今回は、無駄をなくすことを突き詰め、複数の工程を一体化させるような提案が目に付いた。やや地味でありながら、より実践に即した展示が多い印象を受けた。来年は延期されていた「国際アパレル機器&繊維産業見本市」(JIAM)が大阪で開かれる。縫製業界のどんな未来図が示されるのか、今から期待が高まる。(強)