繊維ニュース 編集部ブログ
2018
03
Jul
創立記念で別れの歌
【中部・北陸支社】先日、福井大学で開かれた繊維技術活性化協会の創立記念式典に出席させていただいた。堀照夫理事長(福井大学産学官連携本部客員教授)のあいさつに続いて行われたのは福井県出身の歌手、桜井美香さんの記念講演。
桜井さんはペドロ&カプリシャスの5代目ボーカルで、昨年からソロ活動しているとのこと。何を話すのかと思っていたら、「ジョニーへの伝言」「五番街のマリー」などペドロ&カプリシャスの5曲を熱唱しながら曲の合間に少しトーク。これは「講演」ではなく「公演」だなと思いながら、懐かしくもあった。平均年齢が高いと思われる出席者も桜井さんの歌声に、同じ感覚だったのではないだろうか。
一方で桜井さんは「ペドロ&カプリシャスは別れの歌ばかり。創立記念式典にふさわしくないのかも」と話していたが、繊維技術活性化協会は超臨界流体染色などの技術を普及させるのが目的。旧来の技術との別れを経て、新技術と出会うための日と考えれば別れの歌も悪くない。こじつけか?(貴)