【大阪本社】女性のイスラム教徒が頭にかぶるスカーフ（ヒジャブ）を着用した人を見るとこれまでは、中東圏の抑圧された女性像を思い浮かべることが多かった。ところが、インドネシアを幾度も訪れるようになってイメージが変わった。

　インドネシアに駐在する商社員と話していると、近年、ムスリムファッションと称して、おしゃれなヒジャブが急増しているそうだ。ムスリムスタイルに特化したファッションショーやイベントもあるそうで、日本人のデザイナーもそこに関わっているとか。

　写真はジャカルタ市内を旅行していた現地の女性たち。あまりにおしゃれなので写真を1枚撮らせてもらった。その表情には、“敬虔（けいけん）な”だとか“抑圧された”といった色合いはなく、心からファッションを楽しんでいるようだった。（学）