繊維ニュース 編集部ブログ
2020
05
Oct
単なる娯楽ではないスポーツ
【中国・四国支社】「来場が制限される状況の中、ファンが遠くにいても思いを届けるという意味を込めた」。女子バレーボールチーム・岡山シーガルズ(岡山市)の会見で、河本昭義監督が今季のスローガンについて説明した。
そのスローガンが「空間を超えて、さあ行こう!シーガルズワールドへ」。新型コロナウイルスによる暗い世相を打ち払うように、スポーツの持つ価値を会場全体で共有した。
トークショーでこれまでを振り返った。ベテラン選手の退団などもあって昨年は思うように結果が出なかったが、現在は若い世代も成長し、優勝に期待がかかる。「入団当初に先輩がミスをフォローしてくれていたことが改めて分かった」といった声もあり、絆の大切さが伝わってきた。
ユニフォームはトンボが供給。波模様やカモメ、県名産品で古くから縁起が良いとされる桃などを柄としてあしらっている。新型コロナウイルスのまれに見る厳しい情勢下だが、単なる娯楽にとどまらないスポーツの意義を、地域の魅力を含めて力強く発信する。 (小)