繊維ニュース 編集部ブログ

2018 07 May

スポーツ要素のファスナー使い

 【東京本社】ヒロココシノインターナショナルの18秋冬「ヒロコビス」のテーマは「ヒロココシノ」と同じく「ゼン×グラフィティ」。ヒロココシノがグラフィックなロゴを多用したのに対し、ヒロコビスはロゴを抑えて提案。落ち着いたカラー使いで、エレガンスにグレード感を上げた印象だ。「オル・タタム・ツマム・フクラマス」といった日本的手わざを駆使したところはヒロココシノと同じだった。

 10月のコレクションのうち、写真のジャケットはグラフィティ柄のジャカードジャケット。表面にニードルパンチが施されている。前部はボタンや一般的なファスナーではなく、YKKの「止水ファスナー」を使用して、スポーティさを出した。止水ファスナーはアウトドアなど撥水性を求められるアイテムに使用されるが、ファッションとして今回採用された。(康)