繊維ニュース 編集部ブログ
2024
19
Apr
古きを知る展示会
【大阪本社】高島屋大阪店(大阪市中央区)で開かれていた「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」を訪れた。東海大学名誉教授で椅子研究家の織田憲嗣氏のコレクションから厳選した100脚の椅子などが紹介され、世界で初めて家具用木工機械を使って製作された椅子といわれるドイツ工房ヘレラウのサイド・チェア(1920年代)や、自動車の座席などのリクライニングのメカニズムのルーツと言える「シエスタ・メディツィナル(医学的昼休憩)」と名付けられた可動式のアームチェア(36年、写真)など貴重な椅子が並べられていた。現代につながる椅子の原型を目にすることができ興味深かった。(長)