繊維ニュース 編集部ブログ
2018
18
May
染料生産が次々に停止
【上海支局】反応染料の中間体、H酸の価格は、2014年から高騰したが15年末に下落、16年後半には1㌧当たり3万元強と高騰時の半額まで下がった。それが再び高騰し、現在は5万元になっている。これに合わせ、反応染料は前年同期に比べ13%値上がりしている。
高騰の背景は、言わずもがな環境規制だ。当局は、9日から長江流域の湖北、重慶、江蘇、浙江の各省・市で適切に処理されていない廃棄物を取り締まるキャンペーン「清廃行動2018」を始めた。この影響で、H酸と反応染料を生産する江蘇吉華化工(写真)など、大手染料メーカーの工場が相次いで生産停止に追い込まれている。(祐)