繊維ニュース 編集部ブログ

2020 04 Nov

少産多死社会へ

 

【中部・北陸支社】先週自宅に介護保健証が届いた。振り返ると両親を亡くして約10年。亡くなるまでどれほど親を伴って保健証を活用したことか。まさか今度は自分が被保険者になるとは当時は全く考えたこともなかった。改めて高齢者の仲間入りをしたとつくづく思う。

 ところでこのほど政府見通しとして今年の出生数が過去最小を更新し、84万人台になることが発表された。さらに来年はコロナ禍の影響を受けて、70万人を割り込む可能性もあるとされている。かつて団塊の世代(1947~1949年生まれ)が270万人ほど生まれていたのと比べるとなんと3割ほどだ。

その団塊の世代だがあと2年もすれば後期高齢者(75歳以上)に突入する。

2000年以降特に我が国の少子高齢化が叫ばれて久しいがやがて少産多死社会に向かうことが明らかだ。昨今、人生100年時代ともいうがやはり何不自由なく健康に過ごすことができる年齢は75歳までかもしれない。何とかピンピンコロリで人生を終えることを願うばかりだ。(聡)