繊維ニュース 編集部ブログ

2020 02 Nov

サステイナブルフェア

  

【東京本社】10月下旬に東京ビッグサイトで開かれた「ファッションワールド東京」。その中に「サステイナブルフェア」コーナーが設けられるというので取材に行った。エシカル・エコ・リサイクルなど地球環境に配慮した製品・素材企業が出展していた。

 アパレル関連が中心だったが、サステイナブル製品は範囲が広いため、統一感に欠け、全体像がつかみにくかった。主催者側のテーマなども読み取りにくかった。

 それでも東京吉岡やFYSといった資材メーカーは、7月に日本アパレル・ファッション産業協会が主催した「環境配慮型資材展」にも出展していた。廃プラスチックも業界の継続課題のため、7月以降の状況を聞いた。「生分解・植物由来・リサイクルペットなどへの関心は高いが、どこまで価格を合わせられるか」(東京吉岡)、「ハンガー回収についての具体的な問い合わせが増えた」(FYS)と話していた。

 新型コロナ後もサステイナブル製品需要は伸びていくだろうが、一般消費者の関心や価格問題などはまだ解決できていない。(康)