繊維ニュース 編集部ブログ
2018
31
Jan
「けんこうだより」に学ぶ
【大阪本社】生駒市が保育園を通じて、子育て世帯に配る「けんこうだより」を読んだ。いつも“手洗い、うがいの励行”や“テレビ・スマホの長時間視聴はやめよう”といったありきたりな内容なのであまり読まないのだが……。
今回、目に留まったのは下着の選び方や上手な重ね着の仕方について書かれていたからだ。特に印象的だったのは「夏のTシャツは、糸のより方や素材などが、下着用に作られたものではないので、保温効果や汗の吸収率が落ちます。下着代わりにしないようにしましょう」という部分。
Tシャツを下着代わりにしないのは当然と思っていたが、その理由について考えたことはなかった。下着は下着の役割があるといったぐらいにまでしか考えていなかった。糸の撚り方や素材が下着用でないため。この業界で取材をしていると意味がよく分かり、なるほど、的確な指摘と思った。
重ね着については「厚手の服を着るよりも、薄手の服を重ね着したほうが保温効果があります。服と服の間に空気の層ができるので暖かく保温できます」とのこと。
基本の「き」というか、当たり前といえば当たり前だが、業界外の明確な理由付けに改めて教わった気がした。(学)