繊維ニュース 編集部ブログ

2019 06 Nov

繊維機械の静かさ

 【大阪本社】先月開かれた「北陸ヤーンフェア」では合繊メーカーや紡績、糸商など糸に関わるさまざまな企業が一堂にそろい、盛況のうちに閉幕した。北陸ヤーンフェアの取材は初めてだったが、各社の独自商品がそろって、来場者も多く訪れる活気ある展示会だった。

 同展には繊維機械も多く出展していたが、個人的には海外の大きな繊維機械展で見るのとは違った印象を受け、興味深かった。写真はTMT神津のリワインダー「ワインディングマスター」で、会場では機械の性能に加えてコンパクトなサイズも好評だった。そしてもう一つ多かった感想が、稼働時の静かさだったそうだ。筆者も取材時にそう言われて気付いたが、確かにほとんど音は気にならない。同機種は昨年の「ITMAアジア」でも取材したが、その時はこの点に気付けなかった。繊維機械展では出展各社が実演を行うので、会場内はどこでも結構な音に包まれる。繊維機械以外の展示会の方が伝えやすい特徴もあるようだ。(星)