繊維ニュース 編集部ブログ
2018
26
Jun
海事都市としての今治
【中国・四国支社】今治タオルフェアのあった5月中旬、取材時の定宿としているホテルからほど近い今治港の桟橋に帆船が停泊しているのを見つけた。
朝日に映える優美な姿に、しばしの間、見とれる。船名は「みらいへ」といい、一般人が乗れる国内唯一の帆船だという。今治には体験航海のために、まれに寄港しているようだ。
今治に通うようになって気が付いたのは、町のあちこちで見掛けるフネに関するオブジェの多さだ。市役所の前にある大型船のスクリューの実物大オブジェを初めて見た時には度肝を抜かれた。
2年に1度開催される国際的な海事イベント「バリシップ」が開催された時には、世界中から関係者が訪れ、市内の宿泊施設が誇張ではなく全て埋まり、出張中に危うく車中泊を強いられるところだったことを思い出す。
この日の「みらいへ」の体験航海は先着順で受け付けていた。今、まさに申し込めば乗れる――というタイミングだった。しかし、「繊維ニュース」としてはフネよりタオルである。ほんの少しだけ迷ったが、タオルフェアの会場に向かった。(酒)