繊維ニュース 編集部ブログ

2020 23 Sep

カーペットでもサステ

【大阪本社】インテリア業界では、新型コロナウイルス禍での在宅時間増加による巣ごもり消費がキーワードになっているが、サステイナビリティーへの関心も徐々に高まりつつある。

 カーペット製造卸のトーホー(堺市)では今年、リサイクル綿使いのロープマット・ラグを打ち出したが、計画比2倍売れ、追加発注したという。

インドの協力工場で、生地の端材を反毛機でわたの状態に戻して再び紡績したリサイクル糸(綿80%・指定外繊維20%)を使用し、同糸をロープ状にして編み上げている。エンドユーザーのサステイナビリティーへの関心も購買動機の一つになっていると、同社はとらえる。

 インテリア業界では新型コロナウイルスへの対応を優先し、サステイナビリティーへの取り組みは足踏み状態の面もあるが、今後柱となるテーマに変わりはないだろう。(長)