繊維ニュース 編集部ブログ

2023 03 Jul

染工場に駄菓子屋

 【中部・北陸支社】子供の頃に通っていた駄菓子屋。今はもうほとんど姿を消している。数枚の10円玉を握りしめ、小学校近くにあった店へ友達と通っていたのが思い出される。Tシャツのプリントを手がける坂口捺染(岐阜市)には社内に駄菓子屋がある。近所の子供たちの社交場を作るため、坂口輝光社長が2年前にオープンさせた。親子で来店するケースが多いため、子供だけでなく、親同士の社交場としても機能する。人とリアルにつながる関係性が希薄な現代だからこそ、こうした店が必要なのかもしれない。(川)