【東京本社】寒さも和らぎ、随分過ごしやすくなってきた。街では重いコートを脱いで、華やかな春の装いもちらほらしてきた。

　大阪の自宅に帰省した際、近所の川縁をぶらぶら散歩していると、見たことのない青い鳥が目の前を横切った。木に止まったところに近づくと、警戒心が強いのかすぐに逃げてしまう。川面すれすれに飛ぶそれをスマホで何とか撮影すると、何とカワセミであった。

　「清流の宝石」といわれるカワセミだが、自然が残る町中の池や川にも生息しているとのこと。この辺りは山を切り崩した堺市のニュータウンで、今でも田園風景が残る自然豊かな土地ではあるが、カワセミと遭遇することなどほぼない。春先から希少な青い鳥と遭遇するなど良い予感しかしないわけだが、さてさて春物商戦に青い鳥は舞い降りるのか？（東）